木造地蔵菩薩立像
この仏像は、彫り技は素朴で用材から現地の作と思われます。柔和な表情と伏眼は、参拝に来た人々に温かいまなざしで迎えます。ゆったりとした体付きと体を覆う大衣は彫らずに袈裟の縫条を墨描きしています。当初は彩色像で後に描いたと思われます。左腕を曲げて宝珠を持ち、右腕は軽く曲げて錫杖を持つなど、平安時代末の特徴を表しています。県指定文化財であり、毎年7月17日の例大祭に一般公開されています。■寸法/材質:像高74.5㎝/カツラ材一木造
名称
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木造地蔵菩薩立像
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よみ
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もくぞうじそうぼさつりゅうぞう
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分類
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仏像等
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所在地
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西根寺田第20地割27番地(聖福寺)
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指定状況
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県指定文化財(歴史)
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年代(区分)
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平安末期
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