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殿坂の石碑

南北朝時代、北朝年号の延文二年(1357 年)に建立された時宗板碑です。江戸時代の寺伝によると鹿角2万石の奇物とされ、いにしえに空海上人が地方遍歴の折に、この地を訪れ、高位貴臣である安保中納言の墳墓を弔い、「南無阿弥陀仏」と白帛に墨書きして堂内に納めたものが、のちの南北朝時代に揮毫を惜しんで石碑に刻み建立し、幕末に殿坂の地から現在の境内に移したとの伝承です。県北はもとより県内や鹿角郡でも珍しく万延元年(1860 年)に殿坂から地蔵寺に移設されました。
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名称
殿坂の石碑
よみ
とのさかのせきひ
分類
鹿角街道
所在地
沢口77番地(地蔵寺内)
指定状況
市指定文化財(史跡)
年代(年)
1357
年代(区分)
南北朝


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